はじめに

神戸のガレージキット即売会で、オリジナル宇宙船模型のノズルの事をバーニアと言われ、戸惑った事があります。

調べてみたところ、特にガンダム関係でよく使われているのを知りました。

気になったので、実際に使われているバーニア等の意味を一度洗い出し、確認しようと思いました。

――ということで記事を書いたのが2009年。そのときは文章だけでしたので、画像などを使って新版を作りました。

バーニアとかアポジモーターって何?

ガンダム関係の話でバーニアとかアポジモーターって聞くけど、それって何? と思っている方に書いています。

  1. ガンダムなどの作品で使われている単語の意味を知りたい
  2. 現実での単語の意味を知りたい
  3. ガンダムなどの作品で使われている単語は現実のと違うらしいが、正しくはどう呼ぶべきか知りたい

ここで取り上げるのは主に2番目です。

3番目は……、(私としては)フィクションなんだから用語はあまり気にせず話を楽しめばいいのではと思うし、公式で使っている用語が「その作品の世界では正しい」と思っていればいいのでは、と思っています[0]。ただ、その辺気にする人がいるのもわかるので、参考になりそうなことも書いてみます。

最初のは作品の公式サイトや設定資料集などがあればそちらをあたってください。

2行くらいでまとめた

以下は衛星打上げ用ロケット(以下、打上げ用ロケット)や宇宙機の場合です。船舶とか検査機器とか、他の用途では別の意味で使われることがあるので注意。

本来の意味

バーニア(バーニアエンジン、バーニアロケット、バーニアスラスター)
打ち上げ用ロケット本体の向きを調整する小型のロケットエンジン。舵取りの役目を行う。
スペースシャトル・オービターの場合、RCS姿勢制御システムのうち微調整用のスラスター(バーニアスラスター)。
アポジモーター(アポジキックモーター)
人工衛星の軌道を変更するために、楕円軌道遠地点アポジ噴射する(キック)固体燃料ロケットモーター
「遠地点」は遠い地点ではなく、地球周回軌道上で球から最ものこと。
スラスター
基本的には「推進装置」の意味。主に小推力のロケットエンジンなど。
ブースター
推力を追加、増大させるロケット。
打ち上げ用ロケットそのものや1段目をブースターと呼ぶ場合も(サターンVブースターとか)。

「バーニア」「アポジモーター」「ブースター」は、ロケットを用途や機能で分類したときの名称です。

バーニアの説明で「打ち上げ用ロケット本体の向きを調整する小型のロケットエンジン」と書きましたが、本体の向きを調整する方法は他にもあります。米国や日本だとエンジンやノズル(後述)を動かす方法が主流です。

もうちょっと知られてほしい単語

アニメなどのメカものの話で、「バーニア」「アポジモーター」などの単語が飛び交っているときにあまり見ないけど知名度低いのかなあと思っている単語です。

RCSアール・シー・エス
「Reaction Control System」の略語。よく見る訳は姿勢制御システム。他に反動制御システムなど。
主に姿勢制御に使う小型のロケットエンジン。宇宙機の他、空気が薄い高高度を飛ぶX-15やNF-104Aなどに使われた。
個々のロケットを指す場合は「RCSスラスター」。
ノズル
流体の噴出口。航空宇宙関係だとジェットエンジンやロケットエンジンの排気口。エンジンの一部。
ラバールノズルや推力偏向ノズルとか種類はあるけど普通は「ノズル」と言っとけばたぶんOK。
メインエンジン
主推進エンジン。打上げ用ロケットなら1段目のエンジン、宇宙機なら一番推力が大きいのとか長時間作動するエンジンとか。

ノズルはエンジンを構成する部品の名前なので、バーニア、アポジモーター、スラスター、ブースター、RCS、メインエンジンのどれにもノズルは付いています。

「OMS(オービタル・マニューバリング・システム/軌道制御システム)」とか「OME(オービタル・マニューバリング・エンジン/軌道制御エンジン)」とかいう単語も知名度が上がればとは思いますが……。

フィクションで使うなら

ついでに、本来の意味を重視した場合、フィクションで使えるかを考えてみると……。

バーニア
機体のあちこちに付いていて、機体の回転や向きの変更に使うのなら「RCS」の方が適してるような。
ロケットエンジンの噴射口なら「ノズル」の方が適してるような。
「ロケットエンジン」の代わりなら「スラスター」でいいような。
アポジモーター
フィクションでは使いようが無いような。使うならかなりマニアックな話になりそう。
スラスター
汎用性があって一番よく使えそうな。
ブースター
これもいろいろ使えそうな気がします。

アポジモーターは、ガンダムシリーズでは『逆襲のシャア』(1988年)あたりからしばらく使われたようですね。映像作品ではすでに使われていないようですが、ガンプラの話では今も使っている方が思ったより多いように思いました。主にTwitter内でアポジモーター OR アポジモータ -"選択兵装"で検索した感想ですが。

ガンダムで「バーニア」ではなく「スラスター」が使われていれば皆それなりに幸せでいられたのになあと思ったりします。

専門用語(名称)はどこに書かれてるの

現実でも空想の作品でも分野や作品ごとに専門用語があります。SFは専門用語が多いので敬遠する方もおられるようですが、ファンタジーや異世界ものでも結構多いように思います。私は昔「式神」「使い魔」がよくわからなかったし、ここ数年では「リザードマン」「マーマン」「テイマー(テイム)」などが説明抜きで出てきたときに頭の中が「???」となりました。

ガンダム関係の様々な専門用語を知るきっかけはテレビや映画など映像作品内の台詞かな、と思います。設定資料満載の書籍もありますね。ガンプラだと組み立て説明書のパーツ名や機体解説で知った方もいるかもしれません。媒体の種類や点数が多いので、いろんなところで知って次第に自分自身の中でなじみの単語になっていくのではと思います。

現実のロケットなど宇宙関係ではどうでしょう。手っ取り早いのは宇宙機関のサイトで調べることでしょうか。打ち上げロケットや人工衛星、探査機は、ものによっては専用のページがあり、機体の解説図などがあります。

PDFでプレスキットやユーザーマニュアルが公開されているものもあります。各部名称や略語集などがあったりします。

宇宙ステーション補給機(HTV)9号機プレスキット
左のメニューから1号機(HTV1)~9号機(HTV9)の資料に当たれます。それぞれの[プレスキット]か、[ライブラリ]→[プレスキット]から。
MHI 打上げ輸送サービス: 製品ラインアップ
PDFユーザーズマニュアル(英語)へのリンクあり。
イプシロンロケット
下にPDFユーザーズマニュアルへのリンクあり。

単語だけ知っていても、それがどういう働きをするのか知らないと使えないと思います。それにはロケットや宇宙機などの基本的な知識があるといいと思います。JAXAの総合・キッズ・その他にあるPDFのパンフレットは良い手引きの一つと思うので、「ロケットガイドブック」から順に読んでいくのもいいと思うのです。結構難しいことも載っています。

図書館に行って本を読むのもいいと思います。図書館(学生はまず学校の図書室)はどんどん活用しましょう。地元の図書館に良さそうなのが無くても、近隣の図書館の蔵書を手配するシステムがあるかもしれません。

誤用について

フィクションと用語

フィクションをきっかけとして現実の事柄に興味を抱くのはよくあることです。宇宙に目覚めた要因は?| たまてばこ | JAXA はやぶさ2プロジェクト)。

ただ、ガンダム作品に限らずフィクションで使われる用語は、現実で使われるのと意味が違うことがあります。

なので、現実の話をするときは現実の知識をあたっておく必要があります。フィクションの知識だけでは現実の話はできません。

ただ、ガンダムのファンは非常に多いと思うので、現実の話(あるいはガンダムと無関係の話)でガンダムでしか通用しない言い方(F-14のバーニアとかロケットの姿勢制御用アポジモーターとか)をしても話が成立する可能性が高いように思います……。そうなると誤用していることに気がつかない方も多いかもしれません。

「補助」はバーニアか

「バーニア」の説明として「補助」的な意味があるとの説明を見ます。だからといって「補助」的なものはなんでも「バーニア」と言っていい……、というわけではないので注意しましょう。

H-IIAロケット6号機 固体補助ロケット

H-IIAロケットには固体補助ロケットという細いロケットが付くことがありました。補助だからと言ってバーニアロケットとは言いません。「Solid Strap-on Booster」[1]や「smaller solid strap on boosters」[2]の略で、SSBと言われます。

ロケット本体の両脇に付く固体ロケットブースターも、メインエンジン(画像の場合は第1段エンジン LE-7A)の補助的な役割をもつので補助ロケットと記す資料もあります。推力はブースターの方が大きいので、こっちのがメインではと思いそうですが、役割的には補助なので補助ロケットでいいそうです。こちらも「補助」だからといってバーニアとは言いません。

第1段エンジンのすぐ上にある「補助エンジン」[3]というのは、用途からしてバーニアエンジンと言われても良さそうなものですが、そう言われていないようです。英語でも Auxiliary engine になっています。バーニアエンジンとかは離昇時から稼働しているものにつく単語で、SRBとかが分離してから稼働するものはそう呼ばれないのかな、と空想したりしますが。

アポジモーターは「主推進器」か

「アポジモーター」は「主推進器」の意味があるとの話をTwitterなどで見ます。元はプラモ関係のブログの方の考察のようですが、特にそういう意味は無いので注意しましょう。

アポジモーターは遠地点で噴射して軌道を変えるのに使う固体ロケットです。積んでいるのは静止衛星など一部の人工衛星でした。有人の宇宙船や航空機にはありません。静止衛星でも、停止や再点火、推力の調整ができる液体ロケットのアポジエンジンが使われています。

アポジモーターを積んでいる人工衛星では、それが一番大きな推力を持つエンジンだし、静止軌道などに投入する大事な役割を持つためか、アポジモーターを主推進器と書く資料もあります。しかし積んでいない人工衛星では主推進器は主推進器メインエンジンであって、アポジモーターとは言いません。アポジモーターは用途も使う場所も非常に限定されたものです。また、推力の大きなエンジンが主推進器メインエンジンとも限りません(「はやぶさ」など)。

「主推進器」を英語で言うなら「メインエンジン」で良さそうに思います。エンジンがダメならメインスラスターとか。なんにしても「アポジモーター」を当てるのは不適当だと思います。

「バーニア」「アポジモーター」はフィクションで今も使われているのか

映像作品

2018年11月8日公開の記事で、『ヤマト』の宇宙はなぜ青い? 『コードギアス』に人型ロボットが出る理由は? 制作者が作品に落とし込む宇宙SFの“リアリティ”とはがあります。この中のガンプラ方言問題。バーニアは大型メインロケットノズルにあらず。で、SF設定などに携わる小倉信也さんによりバーニアの誤用について書かれています。2011年11月にもTwitterでガンプラ方言に関する発言があったようです(宇宙世紀世界の設定:アポジモーターや熱核融合炉など - Togetter)。

最近のガンダム系映像作品は、YouTubeのガンダムチャンネルで「ガンダムビルドダイバーズRe_RISE」「G40プロジェクトスペシャルムービー」「閃光のハサウェイ(Aパート)」などを観ましたが、バーニアやアポジモーターといった単語は特に出てこなかったような気がします。これを書いている時点で放映している「水星の魔女」ではどうなんでしょう?

ガンプラ

ガンプラはどうかなと思ってホビーサーチ - ガンプラ 通販で箱絵や組み立て説明書の画像を見ましたが……。

最近のガンプラからは、「バーニア」「アポジモーター」といった単語は使われなくなっているような気がします。昔の作品に登場するモビルスーツでも、最近売られているものでは「スラスター」などに置き換わっているように思います。

作品によってはバーニアという単語が見られます。『GUNDAM THUNDERBOLT』では原作漫画でも「バーニア」とかが多用されているのかな? それならプラモの説明書に書かれているのも納得できますが。


映像作品、ガンプラともに、いわゆる「ガンダム(ガンプラ)方言」は使用頻度が減っているような気がします。


バーニアやアポジモーターなどの話はここまで。

参考

書籍

このページを書くに当たって参考にした本です。最初に、特に参考にした3冊+3冊を書いておきます。

定価や発行日などの情報は、私が所有しているものか、図書館で借りてきた本のものです。現在は改版や絶版の可能性があります。

特におすすめ

トコトンやさしい宇宙ロケットの本
著者:的川泰宣
発行:日刊工業新聞社
ISBN4-526-04998-0
定価:1400円+税
人工衛星の“なぜ”を科学する
著:NEC「人工衛星」プロジェクトチーム
発行:アーク出版
ISBN978-4-86059-110-6
2012年2月10日 初版
定価:1600円+税
写真と図解で見えてくる 宇宙探査の基本が分かる本
編集:鈴木喜生
発行:枻出版社
ISBN978-4-7779-6029-3
2020年12月10日 初版
定価:1400円+税

『トコトンやさしい宇宙ロケットの本』は初心者の方におすすめしておきます。今は第3版が出ています。「姿勢制御」のページで、JAXAのロケットガイドブックでは「副エンジン法」とあるのが「ガスジェット制御」とある辺りは混乱するかもしれませんが、最初は「似たようなもんだ」と思っておけばいいのではと思いました。

宇宙機は『人工衛星の“なぜ”を科学する』が面白いのですが、本屋ではもう見ないかもしれません。

『宇宙探査の基本が分かる本』は大きめのムック本で、図解も大きく分かりやすいです。誤植がちょっと多い気がするので正誤表はないかと出版社のサイトに行ったら民事再生手続きしてました。Amazonのカスタマーレビューに8+1個書かれているので参考になります。他にも87ページのモルニヤ軌道解説の数値が隣のツンドラ軌道のと同じになっているなど、探すともう少し出てくるかもしれません。誤植を潰した最新版が出てくれたら……。

はじめての宇宙工学入門
著者:鈴木弘一
発行:森北出版株式会社
ISBN978-4-627-69071-2
2007年04月25日 第1版第1刷
定価:2400円+税
宇宙ロケット工学入門
著者:宮澤政文
発行:朝倉書店
ISBN978-4-254-20162-8
2017年02月10日 初版第2刷
定価:3400円+税
人工衛星の軌道概論
著者:川瀬成一郎
発行:コロナ社
ISBN978-4-339-04640-3
2015年05月15日 初版第1刷
定価:3200円+税

上記の3冊は高校生や大学生、もしかしたら中学生あたりでも興味を持って読めそうに思います。分からない式や数字は飛ばしましょう。

私のような低学歴のおっさんのおすすめに意味はあるのかと言われるとその辺アレですが、本当に詳しい方々のサイトとかでも入門書の紹介などに書かれていたりするので、多分良いのだろうと思いますよ。

参考にした本

スペース・ガイド2003
編:(財)日本宇宙少年団
発行:丸善株式会社
ISBN4-621-07153-X
2003年02月10日 発行
定価:1100円+税
日本ロケット物語
著者:大澤弘之
発行:三田出版会
ISBN4-4-89583-150-7
1996年03月15日 第2刷発行
定価:2500円(本体2427円)
新版 日本ロケット物語
著者:大澤弘之
発行:誠文堂新光社
ISBN4-4-416-20305-5
2003年09月29日 発行
定価:3500円+税
まんがサイエンスII ロケットの作り方おしえます
著者:あさりよしとお
発行:株式会社 学習研究社
ISBN4-05-10622-8
2002年05月15日 第5刷発行
定価:780円(本体757円)
宇宙へのパスポート
著者:笹本祐一
発行:株式会社朝日ソノラマ
ISBN4-257-03649-4
2003年10月30日 第4刷発行
定価:1524円+税
図解雑学 宇宙旅行
著者:柴藤羊二
発行:ナツメ社
ISBN4-8163-3446-7
2003年02月14日 発行
定価:1300円+税
宇宙からオーロラは見えるの?
著者:R・マイク・ミュレイン
発行:早川書房
ISBN4-15-050253-6
2001年06月30日 発行
定価:800円+税
宇宙暮らしのススメ
著者:野田篤司
発行:株式会社 学習研究社
ISBN978-4-05-404142-4
2009年07月28日 第1刷発行
定価:1200円+税
人類がもっと遠い宇宙へ行くためのロケット入門
著者:小泉宏之
発行:インプレス
ISBN978-4-295-01171-2
2021年07月21日 初版第1刷
定価:1800円+税
航空宇宙学への招待
編:東海大学『航空宇宙学への招待』編集委員会
発行:東海大学出版部
ISBN978-4-486-02168-1
2018年02月15日 第1版第1刷
定価:3800円+税
宇宙工学入門
著者:茂原正道
発行:培風館
ISBN4-563-03493-2
1994年10月07日 初版
「はやぶさ2」のすべて ミッション&メカニカル編
監修:吉川真
発行:誠文堂新光社
ISBN978-4-416-62064-9
2020年12月11日 発行
定価:2800円+税
ロシア宇宙開発史
著者:冨田信之
発行:東京大学出版会
ISBN978-4-13-061180-0
2012年08月31日 初版
定価:5400円+税
図説宇宙工学概論
著者:岩崎信夫
発行:丸善プラネット株式会社
ISBN4-944024-64-9
1999年03月01日 発行

こんなことを書くのも何ですが、私自身はすべての本を最後まで読んで数式も解いてみて全部理解した、ということはないのでした……。

『宇宙へのパスポート』はマンガ図書館Zにて全巻無料で公開されています。

Webサイト

JAXA
宇宙情報センター
ISAS | ISASコラム
ISASギャラリー – JAXA宇宙科学研究所
サテライトカフェ – JAXA 第一宇宙技術部門 サテライトナビゲーター
JAXA | 広報活動(特にその他広報刊行物
NASA
Rocket Index
NASA Image and Video Library
NASA Technical Reports Server (NTRS)

かちょー嘉一さんによるTwitterのスレッド「てすとー。こういうの描いてみたンすけど。」「以下、140文字で収まるか実験。」なども参考にしました。「てすとー。」を見てから資料とか借りて第2版の準備を始めた気がします。ありがとうございました。

参照

画像、動画の使用について

説明を補助するため、他で公開されている画像や動画を使用しています。著作権法第32条「引用」、第48条「出所の明示」を遵守した上で、引用元のサイトの注意事項にも従うようにしています。

引用についての根拠となるサイト

e-Gov法令検索
著作権法:第32条「引用」及び第48条「出所の明示」
文化庁
著作物が自由に使える場合:「(注5)引用における注意事項」
公益社団法人著作権情報センター CRIC
著作物が自由に使える場合は?:「他人の著作物を引用するときの注意点を教えてください。 」など

引用元の注意事項のページ

NASA
Media Usage Guidelines
NASAの画像使用およびNASAウェブサイトへのリンクについて(仮訳):JAXAによるNASAガイドラインの翻訳
宇宙科学研究所(ISAS)
画像・映像の利用について
宇宙科学研究所のデータポリシー:「6. 公開データ利用の際のルール」など
よくあるご質問:画像・映像・解説記事などウェブサイト・コンテンツの利用について
米空軍
Public Use Notice of Limitations及び画像掲載ページの注意書き(「IMAGE IS PUBLIC DOMAIN」表記の確認)
スミソニアン協会
Terms of UseOpen Access FAQ及び画像掲載ページの注意書き(「CC0」アイコン及び表記の確認)
「どこでも方位図法」で作成した画像
どこでも方位図法の記述地図画像については、画像中に記載した通り、CC BY-SA 4.0ライセンスで提供しています。同ライセンスの諸条件にしたがっていただければ、再利用可能です。
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後書き

最初の「バーニア、ブースター、スラスター、その他」を公開したのが2009年08月23日で、近いうちにもう少し短く判りやすく書き直したのを公開しようと思ってますと書いたのが同年9月14日。13年も空いてしまいました。次の「近いうち」ってのはもう無いかもしれません。

いろいろあって未完成のまま公開してみます。もう少し短く分かりやすくしたいのですが。

バーニアやアポジモーターの説明で軌道やらホーマン遷移の説明がいるのかと書きながら自問していましたが、そういう説明がないから勘違いするのではと思ったのも事実なので。この辺のまとめ方は難しいです。


最初の2009年のを公開後、LH2さんからご指摘のメールをいただいていました。静止軌道がらみのパーキング軌道のところで勘違いをしていたのでした。読み返してみると赤面の至りであります。本当にありがとうございました。反映させるのに年月がたってしまい、申し訳ございません。公開後にメール出したけど、このメールアドレスは生きているんだろうか……。

文書更新履歴

2024年01月24日
『宇宙へのパスポート』無料公開の件を追記。
2022年12月05日
姿勢制御と軌道制御で更新。
2022年11月19日
「Webサイト」に追記。「アポジモーターは「主推進器」か」少し変更。
2022年11月17日
「はじめに」「後書き」に追記。注釈の0。
2022年11月16日
このページを初公開。