まだ製作途中
2001年1月20日 の状態。スタイロフォーム(?)を削ってシートの形状を作り、赤の合成皮革(?)を貼ってます。接着には合成ゴム系の「速乾Gクリア」を使用しました。乾くと透明になるものですが、G10でも構わないと思います。G17は乾くと接着面が固くなるので止めた方がいいかも。
皮は、980円で売ってた作業用のエプロンです。1枚でベタッと貼ると、どうも感じがイマイチということで、これはボツにしました。
100円ショップで手帳や財布が売ってましたが、表面が薄い皮っぽいモノを使ってるものがあったので購入し、バラしてみました。材質はPVCとのことです。ポリ塩化ビニルですね。灰色のパイプ「塩ビ」そのものです。材料や可塑剤の配分を変える事で様々な性質の物を作ることができるようです。恐るべしプラスチック。
紙テープを貼ってますが、これはシートの端を表す目印です。紙テープくらいの弱い粘着力でも表面が荒れてしまうので、何かを貼る時は粘着力を弱めたりするなどの工夫が必要なようです。
しかしこの素材、服にも使えますな……。というか1/6の革製品ってPVC製のが多いみたいですね。電撃ホビーマガジン2001年3月号の記事で知りました。
シートの長さに合わせて合皮を切り、縫い合わせます。縫ったのはシートの後ろ側1ヶ所のみ。他の縫い目は元々あったものをそのまま使ってます。
シートの形状に切ったスタイロフォームには、上に薄く切ったスポンジを貼ってみました。スタイロフォームが薄くて強度が弱い箇所があるので、ボツにした赤い合皮を貼って補強しています。
スタイロフォームに合成ゴム系ボンドで貼っていきます。バイク本体に載せたときにすき間ができないよう、スタイロフォームより下方向へ少し大きくなるようにしてます。この辺説明がややこしいですが、画像を見たら判るかなぁ……。
とりあえず出来たのでバイクに装着してみました。ピシッと決まったものがないのでイマイチですが、この辺は今後の課題ということで。
今後の課題が多いな……。
塗装
ここまでで来たら次はいよいよ塗装です。一旦軽く白のサフェーサーを吹いておきました。
ベースにはラッカー系の黒鉄色。他に塗り面積の大きな順から、ラッカー系の赤、エナメル系のチタンゴールド、クロームシルバー、つや消し黒、白。
エナメルのクロームシルバーはタミヤのペイントマーカーがいいぞとアドバイスをうけました。どーもありがとうございました。しかし出来栄えを見るとアドバイスをイマイチ活かせんかったようです。精進します。
塗りの下手さを誤魔化すために、暗い目の色を多用しようとしましたが、それだけじゃメリハリもないし、第一デジカメで撮影したときに全部黒っぽく潰れてしまいます。ということで、赤も使ってみました。カラーリングはBMWのR100RとかR1100Rあたりを参考にしてます。
色塗りは最初エアブラシを使ってました。コンプレッサーが無いのでボンベを使ってましたが途中で切れてしまったので筆塗りに移行。ラッカーの赤も筆で塗ってます。リターダーを混ぜて感想を遅くしたり、筆塗りの方向を考えたり、いろいろやってはみたけど難しいっすね。厚ぼったくなりましたが、60cm以内で見なけりゃ、まぁなんとかいいだろうと思う出来栄えになりました。まぁこんなもんでしょう。OKOK。
ちょっと斜め上になってます。
「スケール物のプラモデル」とみると、シートに皮を使うのは(PVCであっても)縫い目の辺りがオーバースケール気味になるかなぁと思いますが、「1/6ドールの小道具・可動箇所があるおもちゃ」とみると、こういうのも面白いんではないかと思います。