作り終えて

はじめに

オリジナルメカデザインの宇宙船、「ひかり」の製作記事です。最初に作ったヤツと名称が同じですが、前のは三代目、こちらは二代目という事になってます。一代目は新幹線じゃなくて無人で小さな超光速実験機という設定。製作開始は、デザインが一応決まったのが2006年8月10日、原型製作開始が8月20日あたり。

2006年7月30日に開催されたWHF神戸24が終わり、次どうするか考えたのですが、とりあえず2回程度は出て反応を見たい気がしたので、まずは次の作品を作ることにしました。展示販売会への参加自体は最後まで悩みましたが結局参加することに。

前回の「ひかり」がまだ水上艦艇の雰囲気を少し残した感じになってしまったので、今回はまるっきり宇宙船そのものという感じでいくことにしました。細長い船体の後部にでかい燃料タンクが数個くっついてるという姿は、「さよならジュピター」のスペース・アローなどを彷彿させるものですが、私の中では「ダイダロス計画」のダイダロス号も頭の中に入っています。ダイダロス号の探査艇などが入っている前部を伸ばしたという感じですね。

設定

  • 全長:312.5m
  • 幅:131.4m
  • 推進機(超光速):空間界面制御板4基8枚
  • 推進機(通常):カスケード型核融合推進システム1基
  • 超光速推進用エネルギー源:反物質・正物質
  • 通常推進用エネルギー源:重水素・ヘリウム3
  • 通常推進用推進剤:水、アンモニア等
  • 定員:8名(改装前:3名)

2128年に作られた日本初の有人超光速宇宙船で、「ひかり」と名が付く二代目の超光速飛翔体。就役からしばらく無人有人での実験航行をくり返した後、2132年に改装されて定員、活動期間を大幅に伸ばした。その頃の姿をキットとして再現しました、――という感じ。

推進方式は通常航行用としての核融合推進システムと超光速推進システムを備え、行動目的(ミッション)によって使い分けます。ということで船尾にいかにもエンジン、いかにもノズルという感じの部品を取りつけてます。

製作方針

前回の助言を思い出し、一回り小さめになるよう作ってみました。シリコーン、レジンキャストの使用量も抑えられるかなと思いましたが、シリコーン型製作で失敗したものもあり、結局前回と余り変わらない量になってしまいましたが。大きさについても一回り小さくなりはしたけど、それでもまだ大きいかもと思い、さらに小さめの「スヴィエート」製作に繋がっていきます。

展示の仕方ですが、前回と同じく縦にもできるようにしています。こだわるべきところか気にしないでいいところなのか、少々気になる点ではあるのですが……。