はじめに

型取りは切り裂き法で作成。気泡が入らないようにするのが大変でした。

型取り

放熱板の型取り。1層目に少量のシリコーンをかけたあと、プラ板で小さな枠を作り、その中に透明テープを貼りまくってまるめた工作用紙を入れて枠にします。プラ板を少量で済ませようとするせこい技です。工作用紙の下にはピットマルチ2を塗り、プラ板に押しつけて接着してます。強力にくっつくわけではないのですが、シリコーンが漏れでなければOKというところで。

本体の型取り。プラパイプはレジンキャストを流し込む箇所になります。

1層目として少量のシリコーンをかけたところ。エアブラシで気泡を潰しながら全体に広げていきます。

凸凹が多いので気泡が入りやすく、最初にこうやって1層目を作る必要があるのでした。

赤のラインは切り裂き箇所の目安として付けています。

「ぶっかけ」という単語が頭をよぎりますが気にしない方向で。

本体のシリコーン型作りは3回もやり直しました。いつのまにやら気泡がある! というパターンです。没にした物は切り刻んで増量用にしたとはいえ、時間がやたらとかかることに。

シリコーンで全体を覆い、気泡を潰して硬化したら、枠を作ります。その中に大量のシリコーンを注ぎ込みます。

塗装

いきなりですが複製も終わり、没パーツを寄せ集めて完成見本を作成。写真は食器乾燥機に入れて乾燥させているところ。

パーツをさしているのはエアコンの穴ふさぎに使うパテです。一袋100円でお釣りが来る安さで、二袋使いました。ただ、こういう用途にはもっとしっかりした方法で固定した方がいいと思います。

fgだと100均の魚焼き用金網を2枚使う方法が紹介(100均で買える(作れる)塗装便利グッズ / 鶴251 [fg]【要会員】)されていましたが、良さそうな感じ。

塗装見本完成

添付したデカールを貼ってみました。開発に参加した国の国旗、CESA(Central European Space Agency)と1号機を示すロゴ。

全体の様子。白を基調にしているのはひかりもスヴィエートも変わりません。

上から見たところ……のはずですが、潰れているとかアスペクト比を間違ったように見えますね……。

寝かせてみたところ。

モチーフに十字架を使ったつもりはありませんが、そう言われる恐れはあるかも。

横に伸びる放熱板の基部から前方に飛び出している筒は、航法用のセンサ群が入っています。兵器じゃないのよ。