はじめに

一品もので複製は作らないので、凸凹やら細いパーツやら遠慮無くいきます。

といいつつ予算や時間や技量や技量や技量や技ry(中略)のために遠慮しまくる結果に。

製作

デザインが終わった後、プラ板の切り出しに入ります。

1mm厚プラ板を同じ形に切っていきます。100均のアルミ製定規を接着し、治具を作りました。同じ角度で切っていきます。

こういうのはカッティングマシンなど、機械を使う方が正確にできるとは思いますが、騒音や振動の問題などのために今住んでいるボロアパートでは使えません。ひたすら手で切っていきます。

70年代や80年代のことを思えばこの程度……とは思えどやっぱり楽もしたいので辛いところ。

プラ板2枚を切り終わったところ。切ったというか深めにスジを付けたというところです。このあと手でバキバキ折っていきます。

マジックで塗りつぶしているのはいらない箇所。

切り終わり、穴をあけ、真鍮パイプを入れて重ねてみました。マジックを塗ったあとヤスリをかけて、全部同じ大きさになるようにします。

手で切るとどうしても大きさが若干ばらつくので、こんなことをします。下手だからしょうがないのよ。

真鍮パイプを中心に広げてみました。同じ図形が規則正しく多数並ぶところってのは見ててぞくぞくしますね。

同じ間隔をあけてパーツを接着。間には同じ長さで切ったプラパイプを入れ、接着しています。

プラパイプには当初エバーグリーンのを使っていましたが、高価なので100均のABSパイプにしました。編み棒として売られていたものです。

この肋骨のような箇所は、宇宙船を挟み込むように配置されます。整備や保守を行うための機器やパイプ類を固定するための土台、骨組みとして働きます。

肋骨のような骨組みをまとめ固定する中心部分。これもプラ板の固まりですが、荷重がかなりかかるので頑丈に作っています。

ミニ三脚にアルミのアングルをとりつけ、スタンドにしています。アルミ棒はペンチで曲げています。割と力がいるけど何とかなるもんですね。ここも専用の機材を使えば綺麗に楽に曲げられると思うのですが。

当初電飾をするつもりだったので、コードが出ているのが判ると思います。結局そこまでいきませんでした。

肋骨のような骨組みを固定。宇宙船「ひかり」を入れて様子を見ています。

ちょっと大きめかもしれませんが、この次の宇宙船「のぞみ」が「ひかり」より大きめで作ることを考えると、これくらいはあったほうがいいだろうと思いました。

しかし月までの距離の4倍のところにこんな巨大な建造物をつくるのって……。材料の手配からして非常に困難なような気が……。重厚長大路線だとかいって非難されてそう。

アルミのアングルから外して立ててみたところ。

モチーフはスタートレック映画版のドライドックなのですが、実はカラオケCDチェンジャーもかなり影響をもらってます。機材交換でゴミとして捨てられていたパイオニア製のチェンジャーを、店の許可をもらって持って帰ってたことがありまして。いつか使おうと思いつつ結局使わずに粗大ゴミがまだ無料で捨てられる時期に捨ててしまいました。なんかこんな風だったような気がするのです。板の間にCDが挟まってて。

左右の施設もくっつけて大まかな形になったところです。

右側の円柱は、作業員などが過ごす居住区。右端に小型の宇宙船を居留するところがあります。

左側の円柱は工場や倉庫。核融合発電所や工場があり、ここでつくられたものが肋骨のところに運ばれるという感じ。予備の太陽電池パドルも付いてます。

実は最初の構想と結構違うものになっています。居住区はそれこそドーナツ状で回転し、疑似重力を発生させるものにするつもりでした。もう時間がなかったので、手っ取り早い方法にした次第です。この辺は作り直したいと思ってます。