はじめに

いままで特に塗装場所というものがなく、風呂場やら適当なところでエアブラシを吹いたりしてました。しかしどうしても部屋に臭いやら色の粒子等が舞ってしまい、健康にもよくありません。ベランダはありますが水辺の生き物を育てているバケツなどがあってとても塗装作業を行える場所ではありません。それ以前に狭いし近所の目というものもあるのですが……。

ということで塗装ブース。WAVEを始めとしてGSIクレオス、タミヤ等から発売されています。基本的には換気扇を使って塗料や臭気などを屋外へ追い出すもの。価格は1万円以上しますね。

少々値が張るという以外にも、「なければ作る」って事もあってか、塗装ブースを自作している方も見られます。とりあえずGoogleでキーワード「塗装ブース 自作」で検索、出てきたところを参考にしています。

塗装ブースといってもいろいろあるようです。私の場合は作業場所と排気場所(窓)までの距離を短くとり、換気扇に作業場所を取りつけたような感じにしています。

購入したのは換気扇(2000円)と、換気扇専用の替えフィルター(アルミ枠、数百円)くらいで、あとはガムテープを買い足した程度。フィルターは台所に使う不織布を使いまわしたりなど、なるべく金をかけずに作り、維持してます。

窓に近い場所で塗装をする私の場合はこんな方法をとりましたよという事で。閲覧者にとってなんらかの参考になれば幸いです。

2003年夏版

以下は2003年8月に初めて作ったときのものです。

用意した材料は以下のとおり。

ガムテープは主に接着、クラフトテープは段ボール箱の内部に貼り、紙ほこりを出さないようにするために使いました。

段ボール箱の底を切り抜き換気扇を装着。中身は毛羽が出ないようクラフトテープを貼りまくってます。換気扇の前には専用替えフィルターを装着。大きさの対比のために22cmドール2体を立たせてます。座っているのは27cmドールの素子。

ちょっと中が暗いなと思ってたんですが、ブースに衣類収納用の透明ケースを使っている人を思い出し、箱の片側を切り抜いて100円ショップで売っている受け皿をつけてみました。ポリプロピレン製のもので、ポリパテを練ったりキャストで複製を作るときの受け皿として利用しようと買っておいたものです。明かり取りの窓として役に立ちました。

後ろ側。この換気扇、停まっているときは外気を遮断するように跳ね上げ式のシャッターがついてます。その部分を覆っているところ。

排気口を作っているところ。縦横(主に横)をすぼめてます。段ボール箱の切れ端を使って大体の形を作ってます。かなり無計画にやってます。

すき間を塞いだところ。ここからさらに先を伸ばし、少し広がった吹きだし口を付けます。2本の白いひものようなものは、片方が電気コードでもう片方がスイッチの紐。

外部に出す吹きだし口。これも段ボールを組み合わせて作ってます。窓を少しあければいいように縦長にしてみました。22cmドールを比較に立たせてあります。

吹きだし口を外に出してみたところ。窓のすき間は外気が入ってこないように適当な紙をあてます。画像では下が丸空きですが使用時にはここも隠してあります。

蓋を作ってみました。これでほこりが入ってきにくい乾燥場所として使うことができます。

使わないときはカラーボックスの上に置いておきます。全長1.2m。けっこうでかくなりました。

ガムテープやクラフトテープですが、100円ショップよりホームセンターのほうが安く売られていたり幅が広かったりするのでいいかもしれません。ちなみにクラフトテープは幅50mmのが88円で売ってたところがありました。100円ショップ(ダイソー)のは幅が細いので少々不便なこともあります。店によっては幅の広いのも売ってるのかな?

使ってみた結果ですが、塗料が部屋に漂うこともなくとりあえず満足してます。音も換気扇によると思いますがそんなに大きくなく、Mr.リニアコンプレッサ-L5の方が響きます。……L5って結構音大きいですね。大昔の水槽用エアポンプ(外部フィルターじゃないよ)みたいな感じで、今のエアポンプはもっと静かなのがでてます。うちのように隣のおやじのいびきが丸聞こえの安いボロアパートだと昼間使うのが精一杯で夜は使うのをためらいます。とはいえタミヤの初代スプレーワークの騒音に比べたら遥かにましですが。

2006年1月のもの。塗装ブースの置き場所を少し見直し、吹きだし口の大部分を外して全長を短くしてます。

2006年初頭版

最初に作ったのは2003年8月。その後簡略化したり等の改造をしましたが、2006年1月に入って作りなおしました。本体の段ボールがへたってきた事、ベランダに出るのに邪魔になるので一回り小さくしようと思った事などが理由です。

用意した材料は以下のとおり。換気扇、専用替えフィルターのアルミ枠は今まで使っているものを流用してます。

段ボール箱に穴を開けて換気扇をはめ込み、ガムテープで固定。ファンは直径20cmで枠を含めた幅はほぼ30cm。箱にピタリ収まりました。横には明かり取り用の透明な板をはめこんでます。100均ショップで売ってるポリポリプロピレン製の受け皿を使ってます。

薄い段ボールだったので、内側にベニヤ板などを貼って補強してます。大きさの比較用に、27cmドールとタミヤの接着剤を置いてみました。内部は幅25cm以上あると、100均ショップで売っているTV用回転台を置くことができ、塗装時に便利かもしれません。専用替えフィルターのアルミ枠には、台所の排水口につける不織布の袋を両面テープで貼りつけています。50枚くらい入って98円とか128円程度で売っているものを使ってます。

換気扇後部、段ボール箱からはみ出る部分に帯状の段ボールを巻いて覆い、先を少しすぼめました。さらにその先にベニヤ板で作った枠を付けてます。この部分を窓の外に出して排気します。ちなみに木枠の大きさは143mm*220mm、横方向のみすぼめています。またこの段ボール部分も、内部で段ボールをもう1枚貼ったりして強度を稼いでます。段ボールは曲がりやすい方向があるようなので、2枚貼り合わせるときはその方向が直交するようにしてます。

換気扇後部に付けた段ボール部分は後で取り外せるようにしました。段ボールの切れ端などを使い、挿し込んで固定できるようにしています。

段ボールで作った窓枠に四角い穴を開け、隙間を開けた窓に両面テープで貼りつけて固定。穴に塗装ブースを挿し込みます。窓枠の穴は、左右は丁度の大きさに、上下は多少の遊びを作って(隙間を作って)開けておきました。

穴を開けたときの切れ端を使って上下の隙間を塞ぎます。両側にギリギリの幅を開けて木切れを貼り、ここに挟むようにしました。塗装ブースを挿し込んだ際、多少上下にブレてもここで調整して隙間を無くせるようにしてます。

使わないときはバラして小さくできるようにしました。使用時の全長は70cm、バラして小さくすると50cmになります。2003年に作ったときのは120cmでした。

排気のテスト。見にくいですが線香を使い、煙の流れを見てます。

2013年末

この後何度か改修し、窓用換気扇とほとんど変わらないような感じになりました。

2013年、引越に伴い解体しています。段ボール部分は破棄しました。換気扇はありますが、音がかなり大きく、今後も使うかどうかは難しいところです。